お地蔵さんの由来
伝えによると、昔土佐の国に住んでいた「千鳥」という女性がおり、千鳥に恋心を抱いていた「善蔵」という武士を嫌って千鳥が逃げ回っていたところ、ついに中村の山中に追いつめられてしまいました。
彼女は善蔵の想いを受け入れることができず、山の渕で善蔵に殺されてしまいました。そして、逃げる善蔵は千鳥のお祖父さんに仇討ちにあったとのことです。のちに村人たちは二人の霊を慰めるために、それぞれの地に地蔵を建てました。
善蔵が討たれた坂を「善蔵坂」、千鳥が亡くなった谷を「千鳥ヶ渕」と呼ぶようになったのも、その伝承に由来します。
長い年月ののち、善蔵と千鳥を祀るお地蔵さんはそれぞれ別の場所で守られてきましたが、巡り合わせのようにして「満徳寺に預かってほしい」との不思議なご縁があり、今では満徳寺から静かに村を見守っています。
いのちを想い、やすらぎを祈る場所
「大坂のお地蔵さん」は、地域の人々に古くから大切に守られてきた信仰の象徴です。
春やお盆の時期には、花やお供えが絶えることなく供えられ、今も多くの人が手を合わせに訪れます。






